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期間限定非公式 小説投下ブログ。黄色い双子への愛と緑の二人への愛であふれてます。 R-18になりました。
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 若干レンがヘタレです。

 ぐだぐだ感がありますが、それは私ですからしょうがないので諦めてください。



 たとえどんなに暑くても


 じわりと額に汗が浮かぶ気温の中、

「れ゛ーん゛ー」
 濁音付きの声をだして、リンが後ろから抱きついてきた。
「あ゛ーつ゛ーい゛ー」
 微妙に柔らかい感触を背中に感じる。
 それと同時に接触面の背中と首があつい。
「……あの、リンさん」
 べだぁっとひっついてくるリンに呼びかける。
「発言と行動があってないんですが」
 オレの苦情は、
「あついよー」
 当然の如く無視。
「あついあついあつい~」
 顔の横でリンが唸る。
 いや、だから発言と行動があってないってば。
「あついから、離れて」
 くれませんか、と言う前に、ぐっと首が絞められた。
「なんでそういうこと言うのー?」
 不満そうな声が聞こえるがこっちはそれどころじゃない。
 死ぬ! 死ぬから!
 ばんばんと首に回されたリンの腕を叩く。
「……しょーがない」
 そんな言葉と共にオレの首は解放された。
 ぜぇはぁ、と、肩で息をするオレの前にリンは腰を落とす。
「暑くても好きな人と一緒にいたい、っていう女の子の気持ち、なんで理解してくれないかなー」
 もー、と、リンは拗ねた声を出す。
 そんなよくわかんないことで拗ねられても。
「……どうすれば、いいわけ?」
 恐る恐る聞くと、リンはツンとそっぽを向いた。
 自分で考えろ、ということらしい。

「……風呂でも、一緒に入りますか」

 ない知恵を絞って答えを出すと、リンが怪訝な顔をして首を傾げた。
 不正解か。
「なんでお風呂?」
「いや、風呂なら、ひっついても涼しいかな、と」
 また拗ねられるんだろうな、と思いながらため息をつく。

 と、リンが胸の中にとびこんできた。
 背中に手を回され、ぎゅうっと抱きしめられる。
 何? と思っていれば、甘えるように顔を胸にすりよせられる。
 きょとんとしていると、リンが顔を上げた。
 にっこり笑いかけられる。
「早く行こ?」
 その笑顔を見る限り、リンはご機嫌なようだ。

 リンの思考は相変わらずよくわからないけれど、とりあえず自分は合格したらしい。
 甘えてくるリンの髪を撫でつつオレはそんなことを思った。




















 ぽちっとおしていただけたら光栄です。

 誤字とかも発見したら遠慮なく言ってやってください。

 はくしゅ

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