忍者ブログ
期間限定非公式 小説投下ブログ。黄色い双子への愛と緑の二人への愛であふれてます。 R-18になりました。
| Admin | Write | Comment |
アンケート
終了しました。
プロフィール
HN:
秋月。
性別:
女性
自己紹介:
北の地在住の大学生。時々波に揺られます。
何かありましたら下記のメールまで。
nanaironi@hotmail.co.jp
はくしゅ
おもしろいと感じたらぽちっと押していただけると光栄です。現在お礼は三種。ランダムです。
カウンター
フリーエリア
秋月。のくだらない日常。 雑記は全部こっちに書くことにしました。
アクセス解析
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 先日カラオケに行ったときに、Mさんが歌った曲の歌いだしのフレーズに、
 妄想が火を噴いたんです。



 なんかよくわかんない状況の雰囲気文ですが、どうぞ。

 

 朝までずっと



 暗い部屋に扉が開く音が響いた。
 続いて聞こえてきた、ぺた、ぺた、いう音。
 飛び起きようかと思ったが、感じる気配に覚えがあった。
 規則正しく呼吸をして寝ているふりをしていれば、背中側の布団が沈んだ。
「……レン」
 小さく、か細く聞こえてきた声。
「リン?」

 寝ていると思っていたのに、突然起きあがったレンにリンは息をのんで固まる。
 そして。

 突然ベッドから消えたリンの重さに、反射で手を伸ばした。
 奇跡的につかめた細い腕を全力で引き寄せる。
 抵抗をうけながらも腕の中にリンを閉じ込めた。
 がっちり拘束したうえでレンが聞く。
「なんで逃げるの」

 答えはない。
「ねえ。答えてよリン」
 再度の質問にリンは、
「……起こしちゃって、ごめんなさい」
 かすれ気味の声でそう答えた。
「ちょうど寝付けなかったとこだしそれはいいよ。
 じゃなくて。
 オレが聞いてるのは、逃げた理由なんだけど。あと」
 レンが自分の頬でリンの頬に触れる。
 濡れた感触に、やっぱり、とレンがため息をつく。
「泣いてた、よね。それもなんでか聞きたいんだけど」
 答えて、と聞いても、リンは何も言わないまま、もう動こうともしない。
 まあいいや、とレンがリンを組み敷いた。
「完全に目覚めちゃったし、せっかくだから朝まで付き合ってよ」
PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS: 管理人のみ表示

この記事にトラックバックする



この記事へのトラックバック
≪ Back  │HOME│  Next ≫

[226] [224] [223] [222] [221] [219] [217] [216] [215] [214] [213]

Copyright c 七色二消エル。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Template by カキゴオリ☆ / Material By はながら屋
忍者ブログ [PR]