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期間限定非公式 小説投下ブログ。黄色い双子への愛と緑の二人への愛であふれてます。 R-18になりました。
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やっと終わり……です。

まあ、所詮は没ネタですよ。
あまりのクオリティの低さに愕然とした笑

リンに泣きながら大好き、って言わせたかっただけです。
そしてネルは空気どころかもうでない、っていう、ね
ネル好きのみなさま、ごめんなさい……


あれです、
好き<愛してる
って中学生のころ単純に考えてたりしましたのです。


 


愛してるの誕生日 3


 大好き大好き大好き大好き。
 大大大大大好きなの。

 ねえ、
 どうすればこの思いは伝わるの、



「ふ……うえぇ」
 まじで泣き出したリンは、扉にそってずるずると崩れた。
 嗚咽が部屋に広がる中で、レンはずいぶん悩んでから、リンの前にしゃがんだ。
 大粒の涙をこぼしながらリンがレンを見る。
「行っちゃ、やだぁ」
「……わかった」
 リンが、え? と、目を見張る前に、レンは鞄から携帯をとりだした。電話をかける。
「あ、マスター? ごめん。今日の仕事、できません。ほんとごめん。誰か他の人にして。ネルにも、謝っておいて。それじゃあ」
 一方的な通話を一方的に終わらせ、レンは呆然としているリンを見る。
「これでいい?」
 聞かれて、レンは行かないでくれるんだ、と
 こくん、とリンが頷く。
 手を伸ばしてうつむき気味だった顔をあげさせ、滝のような涙を拭う。
「……そんなにオレのこと好き?」
「好、き。大っ好き。だぁいっすきぃっ」
 嗚咽まじりにリンが答える。
 けれど、聞き手のレンは半信半疑だった。
 『好き』だなんて、誰にでも言える。
 ぼろぼろ涙を流すリンの頬を撫でながら、レンは聞いた。
「……愛してる?」
 一瞬でリンがきょとんとした顔になった。
 その顔に、レンはほら、と心の中で笑う。
 結局リンはオレを、兄弟としてしか見てな、

「あいしてる」

 空色の瞳が、まっすぐ見つめあう。
「レンのこと、愛、してるもんっ」
 涙まじりの、リンの言葉。

 意味なんて、考えてないのかもしれない。
 ただ、オレが聞いたから答えただけかもしれない。

 でも、それでも。

 リンの顔を両手で引き寄せる。
「オレも、リンのこと愛してる」
 涙まみれの唇に、ふれるだけのキスをした。
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