銀色手錠の魅せる夢 2
にこっと笑うリンはえろかった。
「ちょ、待っ、リン!」
腕を動かすたびに頭上でがちゃがちゃと音がする。
それと同時に、下からもかちゃかちゃと音がする。
「っ!」
耐えきれなくて自由な片手で、半開きのズボンをリンの手から奪い取った。
「リン!」
「……なぁに?」
少し不機嫌に眉をよせたリンが首をかしげてこちらを見上げてくる。
寝ているオレが頭を上げて腰元にいるリンを見るのはとても首が疲れるのだが、そんなこと今は言ってられない。
「なにじゃなくて、やめ」
「言っとくけど、やめないよ?」
這うようにしてリンがオレの体を登ってきた。
唇を重ねられる。
何度も角度を変えて唇を重ねて、舌を絡ませてくるから、自然に息があがって心臓が高鳴る。
「今日はレンにごほーししまくる、って決めてるんだから」
唇を離すとリンはそう言って笑った。
「……別に、それだけならこんな手錠までかけないでいいだろ」
リンがオレの服をなんとも楽しそうにはいでいくのを見ながら抗議すれば、リンはだーめ。と可愛らしく答えた。
「だって、いつもリンがしてあげても、レンが途中で主導権奪っちゃうんだもん。だから今日は最初から最後まであたしが上なの」
べろーっと腹部を舐められた。
そして肌をきつく吸われる。
「リン」
内出血の感覚に眉をしかめるが、リンはすぐには唇を離さなかった。
「なに? 別にいいでしょ? レンはちゃんと腰元まで服あるんだから」
そんなことを言いながらリンは ズボンからオレのを取り出した。
すでに十分な大きさに膨らんでいるのが悔しい。
「ふふ」
艶のある笑い声が聞こえ、
いただきます、と、それがリンの口内に入った。
「っ!」
濡れた暖かさと、絡みつく柔らかさに声がもれそうになる。
リンはその反応を楽しんでいるようだった。
「びくびくしてるよ、レン」
「報告し、っ……なくて、いいから」
空いている手で自分の顔を覆った。
リンの動きの一つ一つに体がびくつくのが悔しい。
うまく、なりやがって……
悪態をついてから、でも、と思い直す。
オレが教えたのか。
たどたどしく動くリンの頭を撫でながら、懸命にオレのをくわえるリンの姿に欲情していたころが懐かしい。
「っ!!」
下からの刺激に体がびくついた。
やばい。
これじゃあ、すぐ。
「いいよ、だして」
生意気な言葉に反抗しながらも、達するのにはそう時間がかからなかった。
ぽちっとおしていただけたら光栄です。
誤字とかも発見したら遠慮なく言ってやってください。
はくしゅ
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