銀色手錠の魅せる夢3
「うぁ、っ!」
体が震える。
リンの舌の軟らかさと暖かさに溺れそうで、気を抜くと女みたいな声が出そうで、ベッドの柱を力の限り握りしめた。
「り……んっ! やめっ、りっ!!」
歯を食いしばって、背中を走り上がる快楽に耐えた。
何度言っても、リンがやめてくれる気配はない。
精を吐き出した後もリンの舌のうねりは止まらず、今に至る。
「またおっきくなったね、レン」
言う通り硬くなったそれから口を放し、リンは勝ち誇った笑みを見せる。
「気持ちいい?」
肯定なんて、だれができるか。
けど、オレの息が上がっているのは確かで。
オレのそれが痛いほどいきりたっているのも確かで。
否定も出来ず、オレは舌打ちをするしかない。
「いいんだ」
リンはそりゃもうご機嫌な様子で、手につかんだままのそれに楽しそうに舌を這わす。
まるでアイスキャンディーを食べるように。
「……そんなに、うまい?」
聞けばリンは笑う。
「おいしいよ? すっごく」
言うやいなや、それをくわえこんだ。
不意討ちの反撃に、体が快楽のまま震えた。
声だけはなんとか圧し殺すが、さっきから殺しきれてない気がする。
いつまで続くんだ、この状況。
まさかこっちが息耐えるまでとかじゃないよな、と恐怖を感じた時、しゅる、と布すれの音が聞こえた。
見れば、オレから離れて体を起こしたリンが自分の服に手をかけていた。
「リン?」
「な~に?」
答えながらもリンはどんどん服を脱いでいく。
「なにって、なんで服脱いで」
こっちがそう言っている間にもリンの服はどんどんベッドの外に落ちていく。
「だって、ここからが本番でしょ?」
にこっとリンは笑う。
その笑顔が色っぽくて。
肌の白さが眩しくて。
目眩を感じる。
あらわになった身体に触れたくて。触れたくて。
「だめ」
のばした片手は、リンの両手に捕まえられた。
「レンは今日私に触っちゃだめなのー」
そしてリンはオレの体の上に立つ。
「一緒に気持ちよくなろ、レン」
はくしゅ
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