スクール水着
「レン~見てみて~懐かしいものでてきた~」
そう言って部屋に小学校の時のスクール水着を着て入ってきたリンを見て、部屋レンは数秒固まった後、言った。
「それ着るとほんとガキだな」
「んなっ」
ぴき、とリンの顔が固まる
「ぴったりってとこがなんかもう終わってるよな」
図星を指され、リンの顔に火がともる。
「う、うるさい!」
「胸とか特に」
レンがため息をついてリンから目をそらした。そのとたん、リンが走りだし、レンに飛びついた。
勢いでレンを押し倒し、その上に馬乗りになる。
「そんなにでかい胸が好きなら、レンが揉んでおっきくしなさいよ!」
「……は?」
「あたしの胸がちっちゃいのはレンのせいなんだから!」
リンの目に涙が浮かぶ。
「レンのばかぁ!」
「は、ちょ」
いきなり自分の胸の上でマジ泣き出したリンに、レンは焦って体を起こした。
「ねえ、なに泣いてんのさ」
「胸小さくて悪かったわね! レンのばかぁ!」
本気でわんわん泣き出すリンにレンは頭をかく。
「ちょ……胸小さいって言ったのが悪かった? 別に胸の大きさなんて関係な」
「どーせあたしはつるぺたよまな板よもっとバカにすれば!」
自分の言葉を遮って叫ぶリンにレンは途方にくれた。
「バカにしてなんかないよ……ホント泣きやんで、ねえ」
レンは泣きわめくリンに腕を回した。
「オレが悪かったから……泣かないでよリン」
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はくしゅ
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