忍者ブログ
期間限定非公式 小説投下ブログ。黄色い双子への愛と緑の二人への愛であふれてます。 R-18になりました。
| Admin | Write | Comment |
アンケート
終了しました。
プロフィール
HN:
秋月。
性別:
女性
自己紹介:
北の地在住の大学生。時々波に揺られます。
何かありましたら下記のメールまで。
nanaironi@hotmail.co.jp
はくしゅ
おもしろいと感じたらぽちっと押していただけると光栄です。現在お礼は三種。ランダムです。
カウンター
フリーエリア
秋月。のくだらない日常。 雑記は全部こっちに書くことにしました。
アクセス解析
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 若旦那レン×花魁リン のパロディ小説です

 時代背景や文化など丸投げでござい。


 略してオイリン連載


 二ヶ月も更新止めてしまってすいませんでしたーっ

 

 
 枯れ落ち葉の紅の色 拾



 突き上げられるたび声を漏らす。
 前回、酔い倒れて終わったせいか、客はいつも以上にこちらを気にせず、自分勝手に動きまくる。
 痛いってのよ、この醜男!
 叫んでやりたいのをこらえてされるがままになってやる。

 あのバカと二人で寝た日がひどく懐かしくて。
 消えたはずの痕が熱い。



 犬。

 今日のバカの第一印象はまさにそれ。
 座布団に座ってはいるけど、腰がうきかけてるのは明らかで、
 それでも、前回のことを考えてだろう、かけ寄るのは控えているけれど、まったく我慢しきれてない。

「会いた、かっ……た」
 こちらの目がまだ見れないらしく、バカは落ち着きなく目を泳がせる。
「私もよ」
 バカがぱっと顔を上げてこちらを見た。
 目がきらきら輝いている。
「嘘」
 そう言ってやった直後の、悲しそうな顔と言ったら。
 久しぶりに、心から笑った。


 情けない姿に和みすぎたのか、のんびりした雰囲気にのまれたのか、
 酌をしてるうちに気づけば、バカの肩に頭を乗せていた。
 バカが驚いてうろたえてるのが伝わってくる。
「どう、し、た?」
「……疲れたわ」
 言うほど体が重いわけでもないが。でも原因は確実に、
「あんたのせいよ」
 う、と息を詰まらせるのが聞こえた。
「すまない」
 まったくだわ。と、言おうとしたところで、持っていた徳利を取り上げられた。
「疲れているなら、休んだほうがいい」
 優しいというか、ばかというか。
「私を抱きに来たのにいいの?」
「……会えただけで十分だ」
「嘘おっしゃい。本当は……って体が言ってるわよ」
 体を起こしてにっこり笑ってやれば、バカの顔はすぐ赤くなった。
PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS: 管理人のみ表示

この記事にトラックバックする



この記事へのトラックバック
≪ Back  │HOME│  Next ≫

[252] [251] [250] [249] [248] [247] [246] [245] [244] [242] [241]

Copyright c 七色二消エル。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Template by カキゴオリ☆ / Material By はながら屋
忍者ブログ [PR]