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期間限定非公式 小説投下ブログ。黄色い双子への愛と緑の二人への愛であふれてます。 R-18になりました。
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 若旦那レン×花魁リン のパロディ小説です

 時代背景や文化など丸投げでござい。


 略してオイリン連載

 

 枯れ落ち葉の紅の色 捌



 まあちょっとは、こうなるんじゃないかと思ってたけど。
 まさかここまでとは、思ってなかったわよ。

 畳に打ち付けた尻が痛い。
 回された腕が体に食いこむ。
「……行かないでくれ」
 泣きそうな声。

 それより首しまってる!




 開けたままの襖の前に、あたしはしりもちをついた格好で拘束されていた。
 花魁が、男にすがりつかれるなんて、よくあるコトだけど。
 かっこわるいったらありゃしない。

 まったく。

 ため息が出た。
「放してちょうだい」
 静かに言うと、ゆっっっくり時間をかけて拘束がとけた。
 手を振りはらって体を離し、立ち上がろうとしたところで、
 着物が後ろにつっぱって転びそうになった。
 ……こんのくそ男。
 こいつは何度このあたしを転ばせたら気がすむのかしら。
 首を回してみれば思った通り、あたしの着物が掴まれていた。
 うなだれながら着物を握りしめる姿は、まるで説教されてる子供。


 バカな男。
 遊女なんかに惚れるなんて。

「次はないわよ」

 バカが顔をあげた。
 見るから嬉しそうな顔をして。
 自分が殴られて罵られたこと、わかってんの?

 ああ、もう。
 ホントにバカ。
「放して。これじゃ移動できないし、ちゃんと座れないでしょ」
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