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期間限定非公式 小説投下ブログ。黄色い双子への愛と緑の二人への愛であふれてます。 R-18になりました。
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 若旦那レン×花魁リン のパロディ小説です
 

今回も今回で捏造甚だしいです。
キスマークをつけられたらうんたらかんたら、というのは裏とれてないんですが、
まあ売り物に傷つけたらだめだよね、って話です。

 


   枯れ落ち葉の紅の色 陸



 空がもう白み始めていた。
 鳥たちの声が静かな湯殿に木霊する。

 こんな時間に湯殿に来たのは久しぶり。
 新造のころは疲れて客と一緒に寝ちゃって、
 日が昇ってから慌てて座敷出てたっけ。
 
 まあ、今日もそうなんだけど。
「ああ、もう!」
 桶いっぱいのお湯を頭からかぶる。
 
 しっかりしなさい私!
 あんな男のこと、今すぐ忘れる!
 あたしは、
 あたしは、

「花街で一番いい女なんだから」
 
 もっとゆっくりお湯につかっていたかったけど、
 早くしないと新造たちが集まってくる時間になるから、
 早々にお湯からあがった。
 
 店が少し騒がしくなってきたのを感じながら、支度を調える。
 着物を着て、髪を束ねて。
 最後に見た鏡で、それを見つけた。
 
「なっ……」

 言葉が出なかった。
 なんで、いつの間に。

 恐る恐るそれに触れる。
 紅がまちがってついていた、なんてことはやっぱりなくて。
 
 首の付け根に咲いた、赤い花。
 
 誰かに見られたかが気になるけれど、
 座敷からここに来るまで、束ねた髪を前に流していた。
 無意識に首が隠れる形で。

 新造たちもなにも言ってこなかった。
 湯殿はずっと一人だった。

 大丈夫、誰にも見られてない。
 

 痕を残した客は罰金、残された遊女は……
 

 拳を握りしめて吐き捨てた。
「あの、クソ男!」
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無題
やべえ!萌えます!!!!夫婦ネタもヤバイ!!!w
2009/03/24(Tue)09:06:39 編集
Re:無題
秋月。
ありがとうございますううぅ!!!萌えていただけることがもうホント一番うれしいです!!
2009/03/26(Thu) 15:09

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