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期間限定非公式 小説投下ブログ。黄色い双子への愛と緑の二人への愛であふれてます。 R-18になりました。
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 右と左シリーズを書いていた時にちまちま書いていたものです。


 レンの夜這いはよく見るけど、リンの夜這いは見ないな~と思って。





 書いてみました。

 

 
 
 足りなくて



 真っ暗な部屋に響くレンの寝息。
 それが規則正しく続いていることを確認して、あたしは体を起こした。
 自分の布団を抜け出し、ゆっくりレンのベッドに近づいていく。
 ベッド脇に立っても、レンの寝息は規則正しいままだ。

「レン」
 呟くだけで、胸が苦しくなる。

 ベッドに手をつくと、スプリングが軋んだ。
 ぴくりとも動かないレンをじっと見つめる。

 髪も、目も、鼻も、口も、
 そっくりな私たち。

 なのになんで、ほんのちょっとの違いにこんなに切なくなってしまうんだろう。

「レン」

 私が何度好きだと言っても、レンは笑顔で答える。
「オレもリンが好きだよ」

 そうじゃないのに。
 ほんとに、ほんとにあたしはレンが好きなのに。

 手を握ってもらうだけじゃ足りない。
 頭を撫でてもらうだけじゃ足りない。


 全然、足りないよ。


 視界がにじむ。

 好きだなんて、何度言っても言い足りなくて。
 気づいてもらえないことが悲しくて。




「愛してる」

 あたしは寝ているレンの唇にキスをした。




















 ぽちっとおしていただけたら光栄ですはくしゅ

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