ちっちゃくて
「ちっちゃくて悪かったわねっ!」
顔を真っ赤にして言う君がいとおしくて。
オレは背後からリンに抱きついた。
「別に、胸の大きさは関係ないって」
「うそっ!」
「うそじゃないよ」
「うそ! だってレンいつもメイコ姉の胸見てるもん!」
またか、とため息をつきたくなったが、今は飲み込む。
「重そうだなぁって思ってるだけだって」
「うそだもん!」
「ホントだって」
「うそうそうそうそうそぉっ!」
「あーもー!」
何度言っても聞かないリンに頭を抱えたくなりながら、オレは手を移動させた。
リンのくびれに這わせた片手を上にすべらせていく。
「レン!?」
「胸の大きさは関係ないの」
手に当たったものを指先で転がすと、リンの体が震えた。
後ろから抱きついているままの格好だから、リンの顔が見れないのが残念だ。
「オレは、リンが好きなんだから」
「や、ぁん」
その指を動かすたび、リンがかわいく体をびくつかせるから、オレのテンションはどんどん上がっていく。
身をよじらせるリンを肩のあたりに回している片手で引き寄せ、近くにあったベッドに倒れ込んだ。
「リン、もっとないて?」
指を動かす速さを上げるとリンの声が比例して艶やかになっていく。
下半身が熱くなっていくのを感じながら、オレはリンの服をたくし上げた。
くびれからのびる背中のラインとその白さに、くらりとめまいがする。
「きれいだよ」
そこに舌を這わせれば、リンがはねた。
「やぁっ!」
舌を数センチ進めるごとに震える体に、息を呑む音に、いとおしさがあふれ出る。
「リン」
顔を上げて名前を呼べば、リンがとろんとした目を向けてきた。
溜まらずに唇を奪う。
「ね。リン」
ずるいな、と自分で思いながら、オレは聞いた。
「これから、どうして欲しい?」
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はくしゅ
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